ラ・ロシェール(La Rochère)とは
1475年にフランス東部の町ラ・ロシェールに設立されたフランス最古のガラスメーカーです。
ブランド名ともなっているラ・ロシェールはロレーヌとフランシュ・コンテの境界に位置し、ガラスの製造に必要な燃料となる木材、珪砂、石灰質の土壌、カリ灰を作るための植物などが、豊富にあり、大変自然に恵まれた土地です。
設立当初から独自の技術を用いて窓ガラス(板ガラス)の生産をしていましたが、70年代になると、ガラスの機械製造が可能になり、ラ・ロシェール社はガラスブロックやタイル及び、プレス製造のガラスを作るようになりました。
1636年に30年戦争のため、工場は閉鎖となりましたが、1858年には新しい経営者により再興され、現在もその子孫がラ・ロシェール社の経営を引き継いでいます。
現在は建築材料のガラスタイルから、食器、ランプ、アクセサリーと多岐に及ぶ分野に向け製造を行っています。
所在地 : 70210 PASSAVANT LA ROCHERE
社 長 : M. GIRAUD Antoine
History
1475年 設立
1636年 30年戦争のため、工場は閉鎖
1660年 工場を再開
1810年 テーブルウェアの開発開始
1858年 新しい経営者により再興現在もその子孫がラ・ロシェール社の経営を引き継いでいます。
ラ・ロシェール社概要
ガラス製造技術を保護しながら、製造技術を開発させていくために、ラ・ロシェール社はその活動を4つの部門に分け、それぞれを発展させることにしました。
ラ・ロシェールの4つの柱
LE LYONNAIS <リヨネシリーズ>
上品で繊細な印象のダイアモンドカットとティアドロップのモチーフは、様々な雰囲気のテーブルコーディネートに。人気のシリーズです。
ABEILLE <アベイユ>
VERSAILLES <ベルサイユシリーズ>
CAFE <カフェシリーズ>
ROMANTIQUE <ロマンティックシリーズ> -パリ博物館復刻シリーズ-
SAPPHIRE <サファイヤシリーズ>
デザイナーの紹介
Fabrice Gibilaro -ファブリス ジビラロ-
1974年生まれ。
サンテティエンヌ美術学校にてデザイン高等過程修了。
Barnardaudにて企業研修を行い、そこで陶芸を始める。数々のテーブルアートの作品を輩出しており、Acordifからキャラフェ、Couzon( http://www.amefa.com/couzon/)からテーブルカバーを発表。
2人の仲間と共に様々なグラフィックやデザインのプロジェクトを手掛け、2006年にはサンテティエンヌで開催のビエンナーレの「Design et Shop(デザイン&ショップ)」において、ラ・ロシェルのガラスカップの"磁器"版を出品する。
学校の子供たちとのアートプロジェクトの主催しており、食堂の装飾カバー、図書館の家具、花壇、休息用の家具を製作。オブジェやの役割や形を再考することや、人々が交流し、意見を分かつ場をアート活動の拠点とする。